ロケットカウルって何?
ロケットカウルとは、バイクの前面についているカウルの種類で、ガソリンタンクあたりからバイクの前面に向かって丸みのあるラインをしている点が特徴です。
カウルの前面にはヘッドライドが搭載されているものが多いのですが、このヘッドライトもカウルの丸みに合わせて丸形ライトが採用されている点もロケットカウルの大きな特徴と言えるでしょう。
ロケットカウルはもともと、バイクのストリートレース向けにネイキッドバイクをカスタムして誕生しました。
日本では暴走族に好まれていたことから、ロケットカウルというと暴走族のイメージがあるかもしれません。
しかし、暴走族が好むカウルをロケットカウルと呼ぶわけではなく、ロケットカウルを暴走族が好んだという位置づけです。
ロケットカウルは正しく取り付ければ車検にも通りますから、この点は大きな安心材料と言えるでしょう。
ロケットカウルのメリットとデメリット
ロケットカウルの1つ目のメリットは、カウルが大きいためにライダーにとっては風よけ効果が高いという点です。
風だけでなく雨除けとしても活用でき、ライダーの体をしっかり守ってくれます。
2つ目のメリットは、見た目の存在感が大きいという点です。
バイクの見た目に強いインパクトを与えたいなら、ロケットカウルはまさに理想的なカウルかもしれません。
ロケットカウルには、デメリットもあります。
例えば、転倒した時にはダメージを受けやすく、立ちごけでも傷がつきやすいという点が挙げられます。
取り付ける位置がプラグやエンジンタンクを干渉するものが多く、メンテナンスの度にカウルを取り外さなければいけないかもしれません。
この点もロケットカウルのデメリットと言えます。
ロケットカウルの取り付け方
ロケットカウルを取り付ける際には、カウル以外にもスクリーンやブンチンステー、ウィンカーやミラー、ライトなどのパーツが必要となります。
カウルの中には、これらのパーツがすでにビルトインされているものもあります。
どのカウルを選ぶかによって必要となるパーツは、取り付ける前に集めておきましょう。
取り付けるロケットカウルとバイクのデザインによっては、カッターなどで形状を整える必要があるかもしれません。
特にカウルがバイクに当たっている所は、軽く削ることによって干渉を最小限に抑えられます。
ロケットカウルの取り付けでは、まず外す必要があるパーツを外していきます。
そのタイミングでバイクのボディをクリーニングするのも良いでしょう。
カウルの形状がバイクにフィットすることを確認した上で取り付け、その後でミラーやライト、ウィンカーなど必要なパーツをカウルの上から取り付けていきましょう。