YAMAHA セロー250の特徴
225ccモデルと250ccモデルを合わせると、なんとトータルで約35年の歴史を持つYAMAHA セロー250の生産が終了するというニュースが入りました。
バイク業界ではもちろんのこと、一般のライダーの間でも衝撃の走るニュースだったと言えるでしょう。
そんなYAMAHA セロー250の最終モデルファイナルエディションは、特別仕様での販売となりました。
伝説のロングセラー・YAMAHA セロー250の新車が手に入る最後のチャンスとあり、多くのバイカーから注目を集めています。
二輪二足で、舗装されていないの山や野にも入れるマウンテントレイルという新たな文化を日本に持ち込んでくれたヤマハのロングセラーセロー250は、オートバイのエントリーモデルとして長年愛されてきました。
なんといってもこの車種の特徴は、足つきの良さ・扱いやすさ、そしてその軽さにあります。
セローらしいそのような特徴を保ったままリーズナブルな価格で提供することが難しくなるということが、今回生産終了という決断の背景にあるようです。
それ以外にも、排出ガスやABS、灯火器といった様々な規制が関係しています。
YAMAHA セロー250のスペック詳細
今回発売となるヤマハセロー250ファイナルエディションは、全長2100mm、全幅805mm、全高が1160mmとなっています。
車重は装備込みで133kg、燃料タンク容量は9.3Lです。
2018年に発売されたモデルと基本的な構造仕様は変わりませんが、フレーム塗装などのスペシャルな外装が施されているため、従来モデルよりもやや高めの588,500円での発売となります。
YAMAHA セロー250が人気の理由とは?
YAMAHA セロー250ファイナルエディションで注目したいのは、1985年に初めて登場した初代のセローを彷彿とさせる赤と緑のオリジナリティ溢れるカラーリングです。
本体はもちろんのこと、初代と同じようにフレームにも緑と赤の塗装がなされており、まさに特別感の溢れるモデルとなっています。
山形フローライングラフィックという技術を使い、線が途中で何度も折れ曲がるようなデザインの塗装を可能にしました。
まさにマウンテントレイルという言葉がピッタリの山並みシルエットがモチーフとなったグラフィックデザインは、上がって下がる、そしてまた上がるというデザインとなっており、メーカーが苦労して作り上げた技術の集大成と言えます。
苦労して出した色味だけあり、柔らかみのあるこだわり発色が特徴です。
ファイナルエディションには、225時代を彷彿させるカモシカマークがモチーフになったエンブレムが施されており、ファンの心を離しません。
最新の技術と懐かしさ溢れるデザインが、ヤマハのロングセラー・セロー250を愛してやまないバイカーが多い秘密です。