カワサキらしさを実感できるネイキッドモデル
KAWASAKI Z1000といえば、独特の黒いボディが魅力的な野性味を感じることができる大型ネイキッドバイクです。
デザインコンセプトとして掲げられているのが「Sugomi」という言葉で、スタイリングだけでなくスロットルを回したときに体感できるエンジンの回転までもが細やかに設計されています。
Z1000と非常によく似た車種としてNinja1000があり、この2つは基本的な構造は同じもののフロント周りのデザインと細かい仕様に違いが見られます。
大きな違いとしてはZ1000がネイキッドバイクであるのに対し、Ninja1000はフルカウルのスポーツネイキッドというふうにまとめられています。
車体の大きさやエンジンの最大出力などでNinjaシリーズの方が若干ハイスペックになっているようなので、どちらを購入するかは好みが分かれるところです。
現行のZ1000モデルは2018年12月1日から発売されているもので、旧モデルであった2017年からわずか1年程度で早くもモデルチェンジが行われました。
もっとも2017年モデルからの大きな変更点はカラーリング展開とLEDウインカーの導入ということなので、基本的には従来モデルを踏襲することとなっています。
ただしLEDライトを導入するにあたり、従来までのモデルよりも小型のものが採用されているので全体的に引き締まった印象となりよりデザイン的に洗練されたと言えます。
ちなみに2017年モデルと比較して2018年以降のモデルは若干値上がりをしているのでそのあたりも購入のときの参考にしてみてください。
もう一つ豆知識として、旧モデルまではZ1000に「ABS」という型式がつくことがよくありました。
しかし2018年モデル以降はABSの設置が義務化されたことにより、特段に表記がなくても基本装備として備わっているということを示します。
カスタマイズバイクとしても評価が高い
2018年からのZ1000は、マットブラックを基調にしたシャープな見た目が印象的なモデルです。
しかしZシリーズはKAWASAKIのバイクメーカーとしての歴史と同じと言ってもよく、過去に多くの名車が登場してきました。
そのことからカスタムバイクとしても人気が高く、あえてクラシックバイクを選んでカスタマイズをするというKAWASAKIユーザーも見られています。
ここ近年の流行であるネオレトロクラシックと言われる復刻版ブームにより、Z1の系譜にあたる旧モデルの方が人気が出る傾向にあります。
かつてのKAWASAKIのZシリーズと言えば角型タンクが特徴的なバイクであったということもあり、カスタマイズのしやすさなどが高い評価を得ています。