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HONDA CBR400R

By | 2019年5月25日

2019年にモデルチェンジされデザインが一新

HONDA CBR400Rは、HONDAを代表するシリーズであるCBRの中でも代表的な存在となっている車種です。

2016年に大幅なフルモデルチェンジが行われてから2018年にカラーバリエーションの追加が行われていましたが、2019年についにさらなるフルモデルチェンジが行われることになったということで、バイク業界全体で大きな話題となっています。

まず2016年モデルから2019年モデルになってどう変わったかということを簡単に説明していくと、まず最も大きいのがデザイン面の変化です。

2018年のミラノショーでは、CBR500Rという海外展開をするための車体が先行発表となったのですが、この排気量を落とした形としてCBR400Rが国内向けの車体となっています。

外観部の変更点を詳しく見ていくと、まずセパレートハンドルの位置がトップブリッジよりも上にあった現行モデルに対し、新モデルでは下側に変更になっています。
これにより乗車姿勢がよりスポーツタイプに近い形となります。

エンジン性能に関しては基本的には旧モデルの流れを引き継ぐ形となっていつつも、バルブのタイミングやリフト量といった細かい点が調整されています。

その他にもアシストスリッパークランチが採用されていたり、ウインカーがLED標準となっていたりといった新システムへの移行もなされています。

安全性能で注目したいのが、急ブレーキをかけたときにハザードランプが高速点滅する「エマージェンシーストップシグナル」が装備されているというところも新しい点と言えます。

全体のイメージとしては旧モデルよりも装飾部分が減らされたシェイプな印象が強められており、それがSSらしい外観を作り出しています。

もともとCBR400Rといえば1980年代に大流行したSS(当時はレーサーレプリカモデル)として有名になったモデルということもあり、走行性能にこだわったライダーを満足させる構造となっています。

大きすぎず小さすぎないサイズ

バイクに対するレビュー項目としてよくあるのがサイズ感ですが、不思議とCBR400Rについては細かくレビューをされることがありません。

というのも400ccクラスのバイクとしては、大きいとも小さいとも言えない絶妙なサイズ感をしているからです。

言ってみれば世間的な400ccバイクのサイズとしてなんとなく多くの人が持っているイメージをそのまま形にしたという感じです。

このサイズ感というのがキモで、大型のツアラーとしてでもなく、小型のストリートとしてでもなく、様々な場面でしっくりくるバイクというふうに仕上がっています。

見た目のSSらしさから初心者にはちょっと腰が引けますが、性能面としてはユーザビリティに優れており、運転もしやすいことから初心者にもおすすめできる一台と言えます。