HONDAの優等生バイクと言われるCBシリーズ
HONDAのバイクを表現する言葉としてよく使われるのが「優等生」という言い方です。
ちなみにHONDAの「優等生」に対し、ヤマハが「芸術」、スズキが「変態」、カワサキが「漢」というふうになっているのでそのあたりかたもバイク業界の位置づけがわかります。
そんなHONDAのバイクの中でも特にその安定性のよさが評価されているのがCBシリーズです。
特に最も大きい排気量のバイクとなるCB1300は、大型バイクの見本として確固たる地位を築いています。
どのくらい評価されているかというと、CB1300は白バイ用にカスタマイズされて使用されているということがあります。
白バイ向けにカスタマイズされているバイクの車種はもう一つVFR800がありますが、現在のところ主流となっているのはCB1300で、実際の白バイ隊員さんに聞いたところ市販されているCB1300とカラーリングや装備品以外はほぼ同じということです。
話を一般向けに販売されているCB1300に戻すと、こちらはCB1300SF(スーパーフォア)とSB(スーパーボルドール)とがあります。
ちなみに先行販売されていたのはCB1300SFの方で、そこにカウルをつけたバージョンとなっているのがSBです。
そのため見た目的にはSFはネイキッドモデルであり、SBはスポーティーなレーシングバイクに近い形となっています。
どちらかというとSBの方が高速道路などの長距離ツーリングに適したバイクというふうになっているので、外観からどちらがよいかを選ぶことが可能です。
基本性能としては1284ccの排気量で水冷並列4気筒エンジンが採用されています。
全長は2200mm、車体重量は268kgということで、サイズ感としては大きめに感じるところですがその分高速運転をしたときの加速の力強さを実感することができます。
基本性能はSFもSBもそれほど変わらないのですが、SBの方が若干装備品が増えることで車体重量が重めになるとともにミッションが6速となっているあたりに違いがあります。
躍動感を感じる世界最高の走りを実感できる
CB1300SBの由来を説明すると、こちらは「SUPERBOL D’OR」という24時間耐久レースの「ぼる―ドール」を制したことによりつけられた名前です。
このボルドールというレースはコーナーが連続する非常に過酷なものであり、そこで優勝をするということは基本性能がかなり高いということを示しています。
カウルがついたことにより、エアダクトなどの風の流れをよりコントロールできるようになっており、高速巡回をしたときの安定感を高めています。