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ブレーキパッドとブレーキシューの寿命を知ろう

By | 2022年10月20日

バイクにおけるブレーキパッドとブレーキシューの役割

ブレーキパッドもブレーキシューも、バイクのブレーキ装置に使用される部品のことです。
タイヤに接触させて、その摩擦で回転を止めるという役割を果たしています。

バイクのブレーキの方式にはドラムブレーキとディスクブレーキがあり、古くからあるのがドラムブレーキ方式です。
タイヤのドラム部分の内側にブレーキシューを押し当て、その摩擦でタイヤの回転を止めます。
ドラムブレーキは、低コストで製造できて制動力が高いのがメリットです。
バイクの場合、前後輪ともに採用されることもありますが、後輪のみに採用しているバイクも少なくありません。

ディスクブレーキとは、キャリパーという部品によってブレーキディスクを挟み込み、その摩擦でタイヤを止める方式です。
ドラムブレーキもディスクブレーキも、ブレーキシュー、ならびにブレーキパッドとタイヤが接するため、摩擦熱が生じることは避けられません。
ただ、ディスクブレーキの方がコストはかかるものの、摩擦熱を効率よく逃がせるというメリットがあります。

ブレーキパッド(ブレーキシュー)の点検方法

一般的には、走行距離が5,000~10,000kmに達するごとに交換するのが目安とされています。
しかしブレーキパッドであれブレーキシューであれ、走行状態によって摩耗具合は大きく変化するため一概に走行距離だけで判断できるわけではありません。
実際にブレーキがしっかり効くかどうかが重要なので、定期的に点検し、目視や音によって確認するようにしましょう。

ブレーキパッドの場合、キャリパーを見て溝がなくなっている場合は即交換の必要があります。
溝の厚みが5mmを切ったら乗車のたびに点検するようにしましょう。
3mmを切ったら早めの交換をおすすめします。

また、ブレーキをかけた時に異音がする場合は早めに交換しましょう。
キーキーと金属がこすれるような音がする場合、摩耗していることが考えられます。
異音を発したからといって急にブレーキが効かなくなるわけではありませんが、そのままで摩耗がさらに進み、ブレーキの効きがどんどん悪くなってしまうでしょう。
そうなっては事故にもつながりかねないので、早めの交換をおすすめします。

ブレーキパッド(ブレーキシュー)の交換費用

バイクショップで交換を依頼する場合、部品の費用のほかに工賃が発生します。
部品代はパッドやシューの種類、前輪なのか後輪なのかによって費用が変わるため、一概にいくらかかるとは言い難いです。

ブレーキパッドの場合、安いと1,000円程度で収まることもありますが、高いものは15,000円ほどすることもあります。
工賃も1,000~5,000円と幅がありますので、まずはバイクショップに問い合わせてはいかがでしょうか。