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自分でできるエアフィルターの掃除

By | 2022年9月27日

バイクのエアフィルターの役割とメンテナンスの重要性

バイクのエアフィルターとは、空気中のホコリやチリを取り除き、エンジンの内部にきれいな空気を届ける役割を果たしています。
バイクをカスタムして最高出力をアップさせる場合、多くの方はマフラーの交換などが思い浮かぶでしょう。
ところが、エアフィルターを交換するだけでも大きな効果が得られやすいのです。

フィルターを交換すればエンジンの吸気効率が変わるため、出力にも当然ながら変化が出ます。
アフターパーツの場合、純正のエアフィルターよりも高い吸気効率を持つものが多いため、最高出力をアップしやすいのが特徴です。

ただしアフターパーツに交換した場合、純正品よりも頻繁にメンテナンスする必要があります。
もちろん純正品でも定期的なメンテナンスは必要なのですが、アフターパーツはそれ以上のメンテナンスが必要です。
というのも、乾式が多い純正品に対しアフターパーツの場合、湿式のエアフィルターが多いからです。

乾式の場合、走行距離や時間を目安にフィルターを洗浄したり交換したりすればよいのですが、湿式の場合、さらにオイルをフィルターに含ませる手順が必要です。
ですので、フィルターが汚れたとしても洗えばもとの性能に戻りますし、常に湿っているためフィルターそのものの耐久性も高くなります。

ただし、湿式のエアフィルターは外部に露出する取り付け方になるため、乾式より汚れやすいというデメリットがあります。
だからこそ、フィルターの性能を保つためにも頻繁にメンテナンスする必要があるのです。

エアフィルターのメンテナンス方法

洗浄や交換だけの乾式と違って、湿式のエアフィルターはそれ以外のメンテナンスも必要です。
基本的には、フィルター表面のオイルに付着した汚れを取り、オイルを新しく含ませるという手順になります。

アフターパーツのフィルターの場合、外部に露出していますので汚れているかどうかは見て確認できます。
純正品の場合は取り出して確認する必要があるため、走行距離を目安にするとよいでしょう。
3,000~5,000kmが目安です。

フィルターのメンテナンスを行う時、まず、取り外して洗浄する必要があります。
注意が必要なのは、フィルターの洗浄には専用クリーナーを用いなければならないということです。
パーツクリーナーやガソリンなどを使うのはNGで、フィルターのコットンが偏ったり変形したりする恐れがありますから洗浄した後のエアブローもしてはいけません。

湿式の場合、洗浄して自然乾燥させた後、オイルを新たに含ませます。
フィルターに含ませるオイルも専用のものが販売されているので、それを使いましょう。
フィルターによって専用のオイルが指定されているはずですので、それに従ってください。