気軽に使える原付の特徴
短距離の通勤や通学、近所でのちょっとした買い物など生活の足として使っている方も多いのが、いわゆる原付バイクです。
原付バイクは、基本的に50cc以下のバイクのことを指します。
バイクの専用免許がなくても普通自動車免許があれば手軽に乗ることができることもあり、人気を集めています。
原付の特徴といえば、自転車のような感覚で手軽に乗ることができるにもかかわらず、足回りが良く身軽に周辺を動ける点にあります。
普通自動車運転免許を持っていないという場合、原付運転免許のみを取得することができます。
筆記試験のみパスすれば良いという手軽さがウケ、誰にでも簡単に運転できるのが特徴です。
また、原付の最大のメリットはバイクの中でもかなり経済的に優れているということではないでしょうか。
燃費の良さは、何と言っても見逃せません。
中には燃費が100kmを超えるものもあり、年間の維持費は自賠責保険や税金を含めてもかなり安く抑えることができます。
注意しなければならない原付の特徴としては、道路上の制限速度が時速30kmだということです。
車体が軽くかなり性能も良くなっている原付では、時速30kmなんてあっという間に出てしまいます。
警察の取り締まりも厳しく引っかかりやすいため、走行中のスピード違反には注意が必要です。
さらに、車体が小さいことが原因で周囲から見落とされやすく、巻き込み事故なども少なくありません。
原付の歴史は意外と長い?
原付の歴史は意外と長く、人気のスクーターだったホンダ・モンキーは1967年に初代が誕生しました。
70年代から製造されており、現在の原付のベースとなっているのがホンダのシャリ、スズキのランディ、ヤマハのチャッピーなどです。
主婦層にかなりの人気があり、女性にとってもバイクが身近な存在になったきっかけのひとつです。
80年代の原付バイクは実際の生活で使われることが多く、趣味の範囲ではなく生活の足という側面が大きかったようです。
反対に90年代に入ると、自動車の普及スピードはグンと上がり原付バイクがその役目を終えてしまったように思われました。
ただ、車を2台持つには多すぎるという家庭、都心部で駐車スペースの少ない家庭ではスクーターの需要があったことも関係し、消滅することなく現代に至っています。
おすすめの原付バイクモデル
原付に乗るならやっぱりエコで燃費の良いモデルが良いという方には、ホンダのスーパーカブ50がおすすめです。
街乗りでも40から50kmは当たり前で、燃費の良さは原付の中でもナンバーワンです。
おしゃれでコンパクト、街乗りにもピッタリな小さな原付はヤマハのVinoで、クラシックなスタイルが特徴です。
2サイクルエンジンの1型のクオリティの高さも見逃せません。
カラーも豊富なので、男性でも女性でもお気に入りの1台が見つかること間違いなしです。