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Kawasaki VULCAN S

By | 2019年9月29日

2019年に新モデルが発表された大型クルーザー

KAWASAKIのVALCAN S(バルカンS)は、アメリカンクルーザーをカワサキらしくアレンジした独自の大型クルーザーモデルです。

見た目としては欧州メーカーやハーレー・ダビッドソンなどの輸入バイクで見かけるクルーザーのような印象ではあるのですが、細かく見ていくとそのどれにも似ていない、カワサキ独自のモデルであるということがわかります。

一応は「クルーザー」というカテゴリで分類されているKawasaki VULCAN Sですが、実際にはクルーザーというジャンルに収まりきらない多くの魅力と深みを感じさせてくれるバイクとなっています。

Kawasaki VULCAN Sは2019年よりニューモデルが登場しており、それまでの2016年モデルとはデザイン面や性能面でかなり大きな変更が加えられました。

中でも大きいのがABSの標準装備で、規制の強化によりバイクへのABSが義務付けられたことから今後Kawasaki VULCAN Sとして販売されるモデルはすべて装備されているということになります。

そのため2017年モデルで存在してきたKawasaki VULCAN S ABS Special Editionというモデルはなくなりました。

基本スペックとしては649ccのパラレルツインエンジンを搭載しており、水冷4サイクル並列2気筒エンジンが採用されています。

パラレルツインはカワサキでは他にNinja250などで搭載されているのですっかりおなじみですが、その他にもBMW F800RやトライアンフのThunderbirdといった車種でも目立った特徴になっています。

クルーザー特有の低めの車高をしていることから全体的に小型に思えるところですが、実際に近くで見てみるとその迫力には驚きます。

重心が低く前後に長い形状をしていることから安定的な走行がしやすい構造をしています。

どうしても大型クルーザーというとハーレー・ダビッドソンの空冷Vツインエンジンを思い浮かべるところですが、Kawasaki VULCAN Sは水冷パラレルツインということもあって無骨な印象が少なく、どちらかというとスタイリッシュなアーバンテイストのバイクのように思えます。

最も旧モデルまではクルーザー特有の無骨な感じがあったのもKawasaki VULCAN Sで、ニューモデルになったことによりスタイリッシュさが磨かれたという印象です。

運転中に見える景色で新鮮な驚きがある

クルーザーバイクは全体的にシートが後ろ側についており、体を立てた形で走行することができるのが特徴です。

Kawasaki VULCAN Sが他のバイクと違うというのはそのシートの角度が関係しており、独特のシート高と乗車姿勢により、他のバイクでは見られないような光景を運転しながら眺めることが可能です。