タンクの破損は板金できれいになります
バイクの運転中に転倒や接触があると、ボディに設置されているタンク部分が凹んだり傷がついたりすることがあります。
激しい衝突事故が起こった時にはまず無傷というわけにはいきません。
その他にも立ちごけなどで傷や凹みができることもあり、また日常の乗車中に起こるハンドリングによるぶつかりや、ヘルメットや重い荷物をバイクの近くで手を滑らせてしまったりしたときも凹みができたりすることがあるようです。
大切なバイクの外観を大きく左右するボディ部分の傷や凹みはオーナーさんにとってもかなり切ないものですので、できれば早めに修理をお願いしたいところでしょう。
傷や凹みがそれほど大きなものでない場合にはDIYで修繕をすることも可能です。
小さな凹みであればそこに専用のパテを埋め込むことにより見た目をきれいにすることができますので、とりあえずきれいに見せたいというときに適しています。
キズ修理用のパテはバイクショップやホームセンターにたくさん販売されていますので探すのはそれほど難しくはないと思いますが、凹みの範囲が大きい場合無理にパテだけで修理をしようとするとどうしてもいかにもそこだけ埋めて作ったという見た目になりますので、あくまでも小さなキズに限定されると思った方がよいでしょう。
もし凹みが大きいようなら、本格的な板金設備のある整備工場に依頼することになります。
板金を依頼することにより凹んだバイクの部分を叩いたり伸ばしたりすることで元通りの形状にすることが可能になります。
ただし板金をするにはある程度金属の耐久性が求められることから、古いバイクでタンクの内部が錆びてしまっているような場合には力を加えると割れてしまうことから修理を受け付けてもらえないこともあります。
パテだけで修理をする場合は、おおよそ1万円以下で収まる価格で行うことができますので、小さな傷は放置せず早めに対処するとよいでしょう。
タンクそのものを交換するということも可能
長く放置されていたバイクなどでは、タンクが錆びて塗装がはがれてしまっているということがあります。
サビが小さければその部分を削り取って塗装しなおせば問題なく使うことができますが、サビの範囲が広くなると金属そのものが腐食を起こしているので将来的に液漏れの危険性があります。
そうした場合にはタンクそのものを交換するということも可能です。
交換するタンクは規格が適合する必要がありますが、こちらを行うことにより機能面だけでなく見た目も大きくカスタマイズをすることができるので上級者におすすめです。
ただしタンクの交換はかなり技術がいることから、タンク本体の価格とは別に工賃が3万円程度請求されることになるので注意してください。