サンドペーパーを使って削り取る手段がある
バイクのサビ取りにはサンドペーパーが使えます。
最も定番の方法で、道具を安く入手できる点が特徴です。
サンドペーパーでのサピ取りは、粗い目より開始して、徐々に細かいものにしていくことになります。
とは言え、サンドペーパーでは指が入るところしかサビが落とせないため、指が入らないような小さな隙間は対処できません。
サビは僅かでも残っているならそこから再度浸食してきてしまうものです。
例え見える部分を綺麗にしたとしても、細かい部分が残っていれば全体的に綺麗にできたとは言えないでしょう。
サンドペーパーを使うのは平らになっている部分のサビについて使うようにして、全て取り切れないようなサビは他の方法を取ることをおすすめします。
手の入らない部分はサンドブラストを使おう
サンドブラストというのは、細かな砂の粒子をエアコンプレッサーなどを用いて吹きかけ、サビを削り取るというものです。
コンプレッサーがあることが前提となりますので、誰しもができるというわけではないかもしれませんが、短時間でできて綺麗に仕上がります。
砂の粒子が手の届かない隙間まできちんと入り込んで、空気のパワーによって頑固なサビでも取り除けるでしょう。
予算に余裕があるという場合には特に適している方法です。
ただ、フレームなどといったサイズのあるパーツのサビを取るなら、自宅用のサンドブラストでは効果が得られない場合もあります。
業務用のブラスト機を貸してくれる工場もあるため、そうしたサービスを利用しても良いでしょう。
ケミカルでサビを落としたら中和をするのが大事
ケミカル(薬剤)は、主としてタンクの中のサビを取ったりする場合に使います。
鉄の表面が酸化をして起こる化学反応がサビなので、化学反応に薬剤で対応するという形です。
良く知られているのはサンポールなどですが、サンポールは反応が強いために、タンクなどに使ってしまえば穴が開いてしまいます。
ケミカルでサビ落としをするなら、なるべくバイク専用になっている製品を用意してください。
もし使うのなら、バイク用品ではないものの『ライトリムーバー』という製品がおすすめになっています。
評判の良好なサビ取り製品であり、人気もあるアイテムです。
とは言え、ライトリムーバーなどのケミカルを用いた場合、サビを落とした後に注意が必要になります。
薬剤を中和することなく水洗いをしてしまうと、水によってすぐにまたサビでしまうというのが理由です。
サビ取り剤は酸性になっているため、サビを落としたらマジックリンなどのアルカリ性のもので中和してください。
サビ取りをしたら、防サビ剤を使ったり塗装をするなどの対処で、またすぐにサビ付かないようにしましょう。