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クラッチレバーやワイヤーの調整・交換

By | 2017年5月17日

バイクの定期的なメンテナンス

クラッチを握る時、以前よりも力が必要となったような気がすると思う時、クラッチレバーとクラッチワイヤーのメンテナンスが必要と考えましょう。
この部分のメンテナンスは定期的に行う必要がある部分です。

長距離ツーリングをする機会が多いという人は、クラッチレバー、ワイヤー共に疲労が重なり操作が悪くなります。
最も多く利用する部分となるので、レバーをグリースアップする事、またワイヤーに潤滑剤を塗布するなど定期的に行います。

クラッチブレーキ・ワイヤーのメンテナンス

スパナ、レンチ、など一式、さらにプラスドライバーなどの工具に加えて、ワイヤーインジェクター、汎用グリース、スプレー缶入り潤滑剤を用意しておきます。
まずはアジャスターを覆っているゴムのカバーを動かし、その後緩めます。
クラッチレバー固定用のボルトを外し、その後にクラッチレバーを外します。

裏側に溝がありますので、溝部分からクラッチワイヤーも外します。
ワイヤーインジェクターを利用し、クラッチケーブルに潤滑油をエンジン部のクラッチまで滴り落ちるまで塗布し完了です。

摩擦が発生するクラッチレバーは、グリースを薄く塗ります。
余り塗ってしまうとゴミが付着しやすくなりますので、塗りすぎないように適度に塗りましょう。
グリースはクラッチレバー固定登ると、またクラッチケーブルのタイコにも塗布します。

クラッチレバーにクラッチワイヤーのタイコを取付け、クラッチレバーを差し込み、ボルトとナットを利用して固定します。
二重ナットの場合もありますので、その場合、2つあるナットを必ず締めてください。
最後に、ワイヤーのハリの調整を行います。

クラッチレバーの高さ調節もしてみよう

ブレーキレバーやクラッチレバーに何か不具合があるという事ではなく、高さが合わなくてしっくりこないという人は、レバーの高さ調節を行うと、しっくりくるようになります。
この調整は車載工具で可能なので、初心者の方もチャレンジしてみてください。

クラッチレバーの付け根、ブレーキレバーの付け根に六角ボルトがあります。
この六角ボルトを緩めてから自分が一番いいと思う箇所にしてから締めます。

レバーの位置については、レバーに指をかけてみて腕と手の甲が直線になるようにすると、バランスのいい位置といわれます。
ただこの位置は、人によっていい位置と感じる高さが違うので、いろいろ試してみて調整してみましょう。

クラッチレバーの位置が変わると運転しやすいと感じるほか、他の人から見て、走行中のライディングフォームがきれいになる事も多いです。
ちょっとした調整ですがこれで運転がしやすくなりますので、調整してみるといいでしょう。